IEEE802.11nでは、複数の送信アンテナを利用することにより多重化されたデータを、複数の受信アンテナで受信します。電波の搬送の妨げになると言われてきたマルチパスを利用して、高速・広域・かつ高安定性の通信が行えます。このような技術により、11nでは無線化をあきらめていた工場構内の金属面が多い場所やパーティションに囲まれた場所など障害物により電波が届きにくかった場所でも安定した通信が行えます。
IEEE802.11n は、通信速度で理論値 300Mbps を誇り、従来規格から大幅に高速化された次世代無線LAN規格です。実効速度ベースでも従来規格の最大5倍以上となる110Mbps の高速通信を実現しています。

IEEE802.11n は、複数のアンテナで送受信を行う「MIMO」技術などを使うことによって、従来規格に比べて通信品質が向上し、通信距離が伸びます。計測では、親局/子局の片方を11nにするだけで通信距離が3割、親局/子局ともに11nにすることで2倍程度通信距離が向上します。

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